英語を話せるようになりたい。

そう思って勉強しているのに、いざ会話になると言葉が出てこない。

単語を見れば意味は分かる。簡単な英文ならなんとなく読める。相手が話していることも、まったく分からないわけではない。

なのに、自分から何か返そうとすると止まってしまう。

自分にも、そんな経験がありました。

そこで考えるようになったのが、英単語には少なくとも自分の中で、

「知っている単語」と「実際に使える単語」があるんじゃないか

ということでした。

相手の英語は分かるのに、何も返せなかった

英語の勉強には、Duolingoなども使っていました。

少しずつ単語や表現を覚えて、以前より英語が分かるようになってきた感覚もありました。

あるとき、知人を通じて外国人の友人と話す機会がありました。

相手が話しかけてくれて、言っていることは半分以上わかる。

なのに、何も返せない。

知っているはずの単語が、会話になるとうまく出てきませんでした。

そのときに初めて、自分の中で「英語が分かること」と「英語を使えること」が、思っていた以上に離れていると感じました。

単語の意味を見て答えられることと、会話の途中で自分の言いたいことに合わせて取り出せることは、同じではない。

少なくとも自分には、後者の練習が足りていなかったんだと思います。

全部覚えてから話そうとすると、ゴールが遠い

英語を話すには、もっと単語を覚えないといけない。

そう考えると、今度は「じゃあ、いくつ覚えればいいんだろう」となります。

覚えるべき単語が何千、何万とあるように見えてしまうと、会話できるようになるまでの道のりが急に遠く感じます。

そんな中、別の外国人の友人から、よく使われる500語程度でも、会話のかなりの部分をカバーできるという趣旨の話を聞きました。

もちろん、「500語覚えれば英語が話せる」という意味ではありません。

ただ、その話を聞いて、自分の中では少し考え方が変わりました。

すべての単語を覚えてから話そうとしなくてもいいのかもしれない。

それより先に、日常でよく使う単語を、自分から使えるようにしてみる。

そのほうが、今の自分には必要なんじゃないかと思いました。

「知っている単語」を「使える単語」にしたい

たとえば、単語を見た瞬間に意味が分かるだけではなくて、

自分が何かを伝えたいときに、その単語が出てくる。

一度覚えて終わりではなく、何度も使ってみる。

少しずつ、自分の言葉として出せるようにしていく。

自分がやりたかったのは、そんな練習でした。

だったら、その練習をできるものを自分で作ってみよう。

そこから作り始めたのが、「ツカエゴ」です。

短く、何度も、焦らず繰り返す

ツカエゴでは、1回のミッションを短くしています。

長時間勉強することよりも、少しだけやって、また触れられることを大事にしました。

一度出てきた単語も、それで終わりにはせず、あとからもう一度登場します。

覚えたつもりでも、少し時間が経つと出てこないことはあります。

だから、反復する。

そして、早く覚えなければいけないような作りにはしない。

焦らず、何度も同じ言葉に触れながら、「知っている」から「使える」に少しずつ近づけていければいいと思っています。

目標は、単語テストで点を取ることではない

自分が英語を勉強している目的は、単語をたくさん暗記したと証明することではありません。

最終的には、実際に人と話したい。

雑談をしたり、自分から何かを伝えたり、相手の言葉に返したりしたい。

そのために、まずはよく使う言葉を、自分から出せるようにしてみる。

今の自分は、ツカエゴでしばらく同じ単語を反復して、それから次の単語群へ進みたいと思っています。

そして、ある程度使える言葉が増えてきたら、今度は実際に人と話してみたい。

そこでちゃんと言葉が出てくるのかは、まだ分かりません。

でも、以前のように「もっと全部覚えなきゃ」と考えていたときよりは、やることが少し見えるようになりました。

英語を話したいけれど、何から始めればいいか分からない。

単語は知っているはずなのに、会話になると出てこない。

そんなときは、さらにたくさん覚える前に、今知っている言葉や、よく使う言葉を「実際に使えるか」という視点で見てみるのもひとつかもしれません。

少なくとも自分は、そこから始めてみることにしました。