ChatGPT Plusで、ChatGPT WorkとCodexの「5時間ごとの利用制限」が復活した。

2026年8月24日(現地時間)、OpenAIのティボ・ソティオ氏が、Plusユーザーを対象に翌25日から5時間制限を再び適用すると明らかにした

一方、Proの5倍・20倍の利用枠については、今後数カ月はこの5時間制限を適用しないとしている。

では、AIを使ってアプリを作る場合、ChatGPT Plusでは足りないのだろうか。

私は現在、Proの20倍枠を使っている。

でも、最初からProだったわけではない。

実際に変更してきた利用枠

  1. 01
    ChatGPT PlusAI個人開発を始めたころ
  2. 02
    Pro 5倍枠上限で制作が止まるようになってから
  3. 03
    Pro 20倍枠開発以外にも用途が広がってから

と、実際に利用上限に当たりながら段階的に変更してきた。

その経験から先に結論を書くと、

AIで個人開発を始めるなら、まずPlusでいいと思う。

最初からProにする必要はない。

実際に使ってみて、利用上限が「ちょっと不便」ではなく、作りたいものを作れない原因になり始めたときに、上位プランを考えればいい。

「5時間制限」は、5時間しか使えないという意味ではない

最初に少し分かりにくいところを整理しておきたい。

「5時間制限」と聞くと、

5時間使ったらCodexが使えなくなるの?

と思うかもしれない。

そういう意味ではない。

Codexには5時間単位の利用枠があり、その枠をどれくらい消費するかは、使うモデルやタスクの内容によって変わる。

たとえば、

「この文言を少し変更して」

という依頼と、

「大きなコードベースを確認して、既存仕様を壊さないように複数ファイルを修正し、テストまでして」

という依頼では、同じ1回の指示でも必要な処理量は違う。

OpenAIの公式料金ページによると、利用量はモデル、タスクの実行場所、複雑さ、コンテキスト、推論、使用するツールなどによって変わり、長時間のタスクや大きなコードベースほど多くの利用枠を消費することがある。

さらにCodexとChatGPT Workは同じ利用枠を共有する。PlusとProでは、ChatGPT for Excelも価格適用後は同じエージェント利用枠の対象になる。

つまり重要なのは、

「5時間で何回使えるか」ではなく、AIにどれくらい重い仕事を任せるか。

ということだ。

5時間単位の枠とは別に、週間の利用上限が適用される場合もある。

私も最初はChatGPT Plusだった

私がAIを使ってWebアプリを作り始めたころは、ChatGPT Plusを使っていた。

最初のうちは、利用上限でそれほど困らなかった。

AIと相談しながらひとつのアプリの仕様を考え、実装していく。

そのくらいなら、Plusでも普通に開発できていた。

状況が変わったのは、作るものが増えてからだった。

  • ひとつのアプリを作る
  • 公開したアプリを直す
  • その横で別のアプリを作る
  • さらに次に作りたいものについて相談する

複数のプロジェクトを同時に動かすようになった。

そして、AIに任せる範囲も広がっていった。

最初はコードを書いてもらうことが中心だった。

  • 企画を相談する
  • 仕様を整理する
  • 実装する
  • GitHubへ反映する
  • 公開後の動作を確認する

というように、ものを作る一連の流れをAIと一緒に進めるようになった。

今思えば、軽い相談までWorkでやっていた

Plusを使っていたころを振り返ると、あまり利用枠を節約していなかったと思う。

大きな実装だけではない。

「これ、どうする?」くらいの軽い相談までWorkでやっていた。

今なら、Workを使う必要のない軽い壁打ちは通常のChatで行い、まとまった作業をWorkやCodexに任せる、といった使い分けもする。

でも当時は、そこまで考えていなかった。

そして実際に利用上限に当たった。

一番困ったのは、すべての制作が止まったこと

利用上限に当たって一番困ったのは、

コードを書いてもらえない

ことではなかった。

進めていた制作が、全部止まってしまったことだった。

そのころには、企画や仕様整理から実装、公開まで、制作のかなりの部分をAIと一緒に進めていた。

作りたいアプリがある。

直したいところもある。

試したいこともたくさんある。

なのに上限に達すると、そこで強制的に中断される。

せっかく集中して作っていたリズムも崩れる。

私にとって利用上限は、

「あと何回AIを使えるか」ではなく、「作りたいときに作り続けられるか」

という問題になった。

そこでPlusからProへ変更した。

Pro 5倍枠にしたときは「これなら余裕」と思った

最初に変更したのは、Plusより5倍多く利用できるProだった。

5倍枠に変更した直後は、これなら余裕だと思った。

実際、かなり快適になった。

複数のアプリを並行して作っても、以前ほどすぐに利用上限を気にする必要がなくなった。

ところが、その後また足りなくなった。

理由は、アプリを作る数が増えたからだけではない。

AIに任せる仕事の種類そのものが増えた。

アプリだけでなく、記事を書くようになった

アプリを作り続けるうちに、その制作背景や考えたことを記事として書くようになった。

すると、AIと一緒にやることがまた増えた。

アプリの企画や実装をしながら、記事のテーマを考え、構成を考え、文章を書く。

「AIを使ってアプリを作る」だけではなく、自分の制作活動そのものをAIと一緒に進めるようになっていった。

5倍枠へ変更したときには余裕だと思っていた。

それでも用途が広がっていくと、再び利用上限が気になるようになった。

そこで現在のPro 20倍枠へ変更した。

20倍枠にしてから、さらにAIの仕事が増えた

20倍枠へ変更したあとも、AIに任せる仕事は増えている。

最近では、アプリ開発や記事執筆だけではない。

  • 公開済みアプリの日本語・英語・韓国語・繁体字中国語への多言語対応
  • Analyticsの整備
  • アクセスデータを集計するスプレッドシートや、その自動集計の仕組み
  • 公開済みサービスのQAや改善

かなり広い範囲をAIと一緒に進めている。

つまり、Plusで足りなくなったころと、今ではAIの使い方そのものが違う。

最初は「アプリを作るためのAI」だった。

今は制作や運営を含めた、かなり広い作業を一緒に進める存在になっている。

AIに任せる範囲が広がった先で何が差になるのかは、「AIでアプリが簡単に作れる時代、個人開発は何で差がつくのか」にも書いている。

Pro 20倍枠では、今のところ余裕がある

現在はほぼ毎日、かなり使っていると思う。

アプリを作り、記事を書き、多言語対応をし、Analyticsや集計シート周りを整える。

それでも20倍枠では、今のところ利用上限に困っていない。

週間の利用状況を見ると、残り50%前後まで使うことはある。

つまり週の利用枠を半分くらい消費する週はある。

それでも、「もうすぐ上限だから、この作業はやめておこう」と考える必要はなくなった。

私にとっては、単純にたくさん使えること以上に、

利用上限を気にせず、作るリズムを維持できること

の方が大きい。

AI個人開発にはProが必要なのか

ここまで読むと、「AIでアプリを作るならProが必要なのでは?」と思うかもしれない。

でも、私はそうは思わない。

これから始めるならPlusでいい。

私自身、Plusから始めた。

最初のころはそれで十分だった。

いきなり大きな利用枠を契約しなくても、まずひとつ作ってみればいい。

自分がどれくらいAIを使うのかも、実際に使ってみないと分からない。

非エンジニアがChatGPTとWebアプリを作り始めた具体的な流れは、「ChatGPTでWebアプリを10個作った。プログラミング知識ほぼゼロでもできたこと」にまとめている。

PlusとPro、どちらを選べばいい?

私の経験から考えると、境目はこんな感じだと思う。

01

Plusから始めてよさそうな人

初めてAIで開発する/まず1つのプロジェクトを進めたい/AIは実装の補助として使う/趣味・週末中心で使う/上限が来ても大きく困らない

02

Proを考えてもよさそうな人

毎日のように長時間使う/複数プロジェクトを並行する/企画から公開までAIと進める/開発以外の作業にも広く使う/上限で仕事や制作そのものが止まる

一度上限に当たっただけなら、すぐProへ変更する必要はないと思う。

重要なのは、その上限が自分の制作のボトルネックになっているか、ということだ。

上限に当たっても、すぐProにする必要はない

現在のOpenAIでは、PlusやProで利用上限に達したあと、対象機能について追加クレジットを購入して利用を続けられる仕組みも用意されている。

Codexでは、より利用枠を長持ちさせたい場合に軽量モデルへ切り替える選択肢もある。

だから、上限に当たった=Proにしなければならない、ではない。

  • 軽い相談と重い作業を分ける
  • 必要に応じてモデルを使い分ける
  • 一時的に足りないだけなら追加クレジットを使う
  • それでも頻繁に制作が止まるようなら、そのとき上位プランを考える

そのくらいでいいと思う。

私は「使う量」ではなく「任せる仕事」が増えていった

PlusからPro 5倍枠。そしてPro 20倍枠。

振り返ってみると、単純に「AIを使う回数が増えた」からプランを変えたわけではなかった。

最初は、コードを書いてもらうために使っていた。

次に、一緒にアプリを作るようになった。

その後、記事を書くようになった。

さらに多言語対応やAnalytics、データ集計など、制作や運営にも使うようになった。

AIに任せる仕事の範囲そのものが広がっていった。

だから、必要な利用枠も変わった。

これからAIで個人開発するなら、まずPlusでいい

これからAIでアプリを作ってみたい人に、「PlusとPro、どっちがいい?」と聞かれたら、私はPlusと答える。

まずPlusで作ってみる。

もし上限に当たったら、そのとき考える。

そして、「もっとAIを使いたい」ではなく、

「利用上限のせいで、やりたいことができない」

という状態になったら、Proを検討する。

私自身もそうだった。

最初からPro 20倍枠が必要だったわけではない。

作るものが増えた。

AIに任せる仕事が増えた。

そのたびに必要な利用枠も大きくなっていった。

だから、先回りして一番大きなプランを選ぶ必要はないと思う。

まず作ってみる。足りなくなったら、そのとき考える。

AI個人開発の入り口としては、それくらいがちょうどいい。

※本記事のプラン・利用上限に関する情報は2026年8月26日時点のものです。OpenAIの料金体系や利用上限は今後変更される可能性があります。最新情報はOpenAI公式の料金ページをご確認ください。