散歩したい気分なのに、

「今日はどこを歩こう?」

で迷ってしまうことがあります。

散歩そのものは好きなのに、気づけば毎回似たような道、似たような場所ばかり。

そんなときは、散歩コースを細かく決めるより、目的地だけいつもと少し変えてみるのもひとつの方法です。

行ったことのない場所をひとつ目的地にするだけで、普段なら通らない道を歩いたり、知らなかった店を見つけたり、「この道、ここにつながってたんだ」と気づいたりします。

散歩の面白さは、目的地だけではなく、そこへ向かう途中にもあります。

散歩は好き。でも「どこに行くか」で毎回悩む

私はもともと散歩が好きで、家の周りを2時間くらい歩くこともあります。

誰かと一緒に散歩することも多いのですが、毎回ちょっと困るのが行き先でした。

「今日どこ行こうか」

と話しながら、なんとなく目的地を決める。

歩き始めてしまえば、

「こっちの道、面白そう」

と気分で曲がったり、気になる場所に寄り道したりします。

それ自体は楽しい。

ただ、いつも同じ場所から歩き始めるので、だんだん行く方向や場所も似てきます。

散歩には行きたい。

でも、またいつもの道か、と思うと少し物足りない。

そんな感覚がありました。

知らない道を歩くと、街の見え方が少し変わる

散歩をしていて面白いのは、有名な場所に着いたときだけではありません。

ものすごく細い道を見つけて、

「こんなところ通れるんだ」

と思ったり。

知らない店の前を通って、

「こんなお店あったんだ」

と驚いたり。

別々の場所だと思っていた道が、

「ここにつながってたんだ!」

と分かったり。

歩いているうちに、頭の中の街の地図が少しずつつながっていくような感覚があります。

長く住んでいる街でも、まだ歩いたことのない道は意外とあります。

目的地そのものよりも、そこへ向かう途中で起きる小さな発見こそ、散歩の楽しさなのかもしれません。

必要だったのは、散歩コースではなく「目的地」

そこで思ったのが、

目的地だけ決めてもらえたらいいのでは?

ということでした。

ルートまで全部決められると、少し違います。

散歩中に、

「今日はこっちに行ってみよう」

と思ったら曲がりたい。

気になる道があったら寄り道したい。

その日の気分で、歩き方を変えたい。

散歩は、最短ルートで目的地に着くことが目的ではありません。

だから必要だったのは、完成された散歩コースではありませんでした。

外へ出るきっかけになる目的地だけ。

そこまでどう歩くかは、自分で決めればいい。

そのくらいの自由さが、散歩にはちょうどいいと思っています。

歩きたい時間を選ぶと、知らない住所が目的地になる

そんな発想から作ったのが、散歩先を提案するWebアプリ「どこ歩こ」です。

使い方はとてもシンプルです。

歩きたい時間を、

15分 / 30分 / 45分 / 60分 / 90分 / 120分

から選びます。

すると、そのくらいの時間で歩いて行ける範囲から、目的地になる住所をランダムに提案します。

観光スポットや人気のお店をおすすめするアプリではありません。

提案されるのは、普通の住所です。

でも、それが大事だと思っています。

有名な場所ではなくても、普段なら行く理由がなかった場所が目的地になることで、知らない道を歩く理由がひとつできるからです。

行き方は、自分で決める

「どこ歩こ」の中では、細かいルート案内はしていません。

目的地が決まったあと、Googleマップを開くためのリンクは用意しています。

だから、Googleマップの案内どおりに歩いてもいい。

途中まで地図を見て、あとは適当に向かってもいい。

「この道、面白そう」と思ったら、予定と違う方向へ曲がってもいい。

目的地はありますが、そこへ向かう道は自由です。

どこに行くかだけ決めて、どう行くかは自分で決める。

そのくらいの余白がある方が、散歩のワクワク感を残せる気がしています。

散歩先に迷うなら、知らない場所をひとつ目的地にしてみる

いつも同じ散歩コースになってしまうなら、行ったことのない場所をひとつ目的地にしてみる。

それだけでも、散歩は少し変わります。

遠くへ旅行しなくても、知らない場所には出会えます。

家の近くでも、ひとつ隣の町でも、少し方向を変えるだけで、まだ歩いたことのない道があります。

散歩は好きだけど、毎回同じところを歩いてしまう人。

散歩したいけど、行き先が決まらず外に出るきっかけがない人。

知らない道を歩くのが好きな人。

住んでいる街のいろいろな顔をもっと知りたい人。

そんな人にとって、ランダムな目的地がひとつあるだけで、いつもの街が少し違って見えるかもしれません。

散歩の途中で、

「こんな場所あったんだ」

と思える瞬間が増えて。

家に帰ったあと、

「次は、どこ歩こ?」

と思ってもらえたらうれしいです。